2016年7月11日月曜日

アクロニウム(頭文字)記憶法

実は馴染みがある記憶法です

以前このブログでチャンキングという記憶の手法をご紹介したことがあります。チャンキングを使った記憶テクニック
今回はそのチャンキングの一種ともいうべきアクロニウム(頭文字)記憶法を紹介したいと思います。ですが実は皆さんのほとんどがすでにこの方法を使ってなにかを覚えた経験があると思います。

化学を習ったことのあるかたならば元素の周期表を覚える時に各元素の頭文字、水素の「水」ヘリウムの「へ」リチウムの「リ」をつなげてできる文「水兵リーベ僕の船・・・」という文で覚えたひとも多いはずです。

また太陽系の惑星を覚えるのに「水星・金星・地球・火星・木星・土星・天王星・海王星」を「すいきんちかもくどってんかい」という文にするのも定番です。

他にも歴史の年号の覚え方の「鳴くよウグイス平安京」の年号の794を「鳴くよ」に読み替えるのも数字の読み方の頭の文字をつなげたものです。

このようにそれぞれの頭文字をとってそれをつなげ、できた文でおぼえる記憶法がアクロニウム(頭文字)記憶法です。知らないうちに結構使っている馴染みのある記憶法です。


文に意味がなくてもOK

上の2つの例は頭文字をつなげてできた文にさらに別の意味を見出して覚えるアクロスティック(折句)という方法です。イメージやストーリーで覚えられるため強い記憶となる有効な方法ですが毎回、頭文字をつなげて意味のある文を考えられるものではありません。時間もかなりとられてしまい、かえって非効率です。

ですからこのアクロニウム記憶法は頭文字をつなげてできたものがたまたま意味を見いだせるものであったらラッキー、くらいの意識でいいと思います。その文が意味をなしていなくても、その文のリズムや語感が記憶の補助になるのです。


手早く簡単、コンビニエントな記憶法

この記憶法の利点はすぐに作れて利用範囲が広いところです。

例えばあれはどちらだったか、というような混同しそうな内容を覚えるのにすごく重宝します。

昔、理科で習ったリトマス紙を覚えていますか。酸性の液体につけると色が青から赤に変化する性質を持っています。アルカリ性の液体につけると反対に赤から青に変わります。これも何か手がかりを作っておかないと後で混同することになります。そこで、この「リトマス紙が赤に変わると酸性」というのもリトマス紙の「リ」「赤」酸性の「酸」をつなげて「りあかさん」とでもしておけばそれでもうOKです。その反対がアルカリ性なのは当然なので覚える必要はありません。

また社会科のなかにも混同しがちな内容が多くあります。歴史で平安時代と鎌倉時代の屋敷の造りなど、平安時代は寝殿造、鎌倉時代は武家造ですが、そこで「へいしんかぶけ」などと一度自分で作ってしまえば間違うことはないでしょう。

さらにこの方法は数がきまっている、まとまった項目などを漏れがないように覚えるのにも重宝します。
例えば世界の5つの気候帯、「熱帯・温帯・冷帯・寒帯・乾燥帯」も「ねおんれいかんかん」など言葉の響きとリズムで簡単に覚えられます。

長文を暗唱するのにも、思い出す手がかりとしてこの方法が使えます。
有名な枕草子の「春はあけぼの。やうやう白くなりゆくやまぎは、すこしあかりて、むらさきだちたるくものほそくたなびきたる。・・・」なども文の切れ目の頭だけをつなげて「春・や・少し・紫」これらを繰り返して頭に入れておき、全文を思い出すてがかりにすることができます。現代文でも同様です。

簡単便利なこの方法ですが注意点もあります。それは頭文字をつなげると意味のない文字列になることが多いので記憶に定着させるためには何度も口ずさんだりして、そのリズムや語感を体になじませる必要があることです。

今回は主に勉強内容について例をあげましたが、それ以外にも普段の生活でもかなり応用がきく方法と思いますので買い物リスト始め、様々なものに利用してはいかがでしょうか。簡単にできる記憶法なのでぜひお試しください。


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