2016年8月4日木曜日

記憶力は集中力①〜ノイズキャンセル〜

記憶力=集中力

脳にとって何かを記憶することはかなりエネルギーを要する作業です。
そのためオーバーヒートを防ぐために脳は見るもの聞くもの全てを記憶しない仕組みになっています。

脳が何かを記憶するための条件はいくつか存在しますが、その中のひとつに「覚えようとする意志」があります。つまり何かを覚えるためには意識して覚えようとする意志が働く必要があるのです。何も考えないままテキストを眺めていても記憶することはできません。覚えようとして勉強するから覚えられるのです。

ということは勉強の場合であれば記憶の量は教材に対して覚えようとする意識を持ったまま向き合う時間に比例するといえます。
理屈ではこの時間が長ければ長いほど記憶量は増えることになりますが、実際にはそう簡単ではありません。

一説によると人間は1日のうちに6万回思考するといわれています。つまり人の脳は気を抜くとすぐに他のことに意識が移ろいやすくできているのです。
その中で対象に長い時間向き合うことができる力、これが「集中力」です。要するに記憶力を上げるためには同時に集中力も要求されるのです。

私が選手として参加している記憶競技。この競技の成績を大きく左右するのがやはり集中力です。同じ種目でも前の大会より成績が落ちることがあります。これは記憶力が落ちたわけではなく、その時の集中力の差が成績にでてしまうのです。


手っ取り早くノイズ遮断
記憶競技の話がでたので今回は我々記憶競技者のほとんどが行っている集中の方法からお伝えしたいと思います。
集中力を上げるためには置かれている環境の工夫からメンタルのトレーニングまでいくつも存在すると思いますが今回ご紹介するのは手っ取り早く物理的に集中できる方法です。

集中を阻害する要因のひとつとしてまず考えられるものに周囲の「音」があります。それをまずは物理的に遮断してしまおうというわけです。

そのために使うのが耳栓です。高次の集中を要求される記憶競技において、ほとんどの選手はノイズ対策をしています。ウレタン状の耳栓から射撃訓練や工事中に使うようなイヤーマフまでほとんどの選手が何らかの対策をしています。私自身は機械的にノイズキャンセリング機能がついているヘッドフォンを使っています。このように少しでも気がそれるきっかけを排除しようとしているのです。


音以外の効果も
私は記憶競技の本番はもちろん、自宅での練習中も耳栓やヘッドフォンをしています。記憶競技以外にも読書や個人的な勉強、または原稿を書く時なども常につけるようにしています。(当然これを書いている今もしています)

集中が必要な時には欠かさず使っているので今ではこれが私にとってのルーティーンになっています。
ヘッドフォンをかけた瞬間、パブロフの犬ではないですが意識が集中モードに切り替わるのです。耳栓をつけたり、ヘッドフォンをつけるという儀式が集中スイッチになっているのです。その感覚を言葉で説明するのは難しいですが、ヘッドフォンをした瞬間何か自分だけの世界に入り込んだ感覚になります。

それ以外にも暗誦の練習をするときなども耳栓やヘッドフォンを利用しています。耳を塞いでいるため自分の声が体の振動を通して聞こえてきます。理由はわかりませんが耳から入るよりもこちらのほうがより自分の声に集中できるのです。暗誦やスピーチのトレーニングにぜひお試しください。

今回お伝えした方法以外にも集中力アップの方法はいくつかありますので追い追いご紹介していきたいと思います。

-------------お知らせ-----------------

私が書いた記憶術の本が出版されました!
たくさんの皆様にお手にとっていただければ幸いです。

記憶力日本一が教える`ライバルに勝つ'記憶術











日本記憶能力育成協会ホームページ
http://www.mdajapan.com

日本記憶能力育成協会フェイスブックページ






0 コメント :

コメントを投稿